僕の足跡〜英語の出来ない人間のイギリス奮闘記〜

英語の出来ていない人間(現在進行形)がイギリスの大学院に進学。僕が体験を通して感じたことを(不定期に)つらつらと書いていきます。ここに来るまでにたくさんのブログに助けていただきました。その恩返し、そして僕のような奇特な人がいた場合の手助けになればと思っています。

秋タームを終えて①

やはり・・・やはりいつの間にかこんなにも間が空いてしまいました。

 

 

明日から春タームに入ってしまいます。

 

 

そんな中、昨日までの3日間、僕にとっての大事な街、Dublinに行ってきました。

観光はほとんどしませんでしたが、3日間現地に残っている友達とたくさん話してきました。

 

おかげで多少凹んでいたのですが、完全にリフレッシュできました。

 

( St. Stephen's Green )

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( The Temple Bar )

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それでは、なぜ凹んでいたのかを含めて秋タームの説明と自分なりの反省点をまとめていきます。

 

おそらく建築学科の特に意匠系(デザイン系)以外に進む人にとっての問題というすんごいSpecificなところになるかもしれませんがご容赦ください。

ただ、その特異な人たちは(知っているかもしれませんが)絶対に知っておかないといけないことだと思います。(恥ずかしながら僕は知りませんでしたが・・・)

 

 

 

  •  秋タームのスケジュール

 

 

秋タームは1週〜6週、7週〜12週の前半後半に分かれていました。

そして前半後半で科目が変わりました。

前半2科目、後半2科目の計4科目です。

 

これは学科によります。

友達の中には通して4科目を12週受ける人もいます。

(単純計算で倍の授業を取っていることになります。大変ですけど羨ましいですね!)

 

そして僕のいるStructural Engineeringは授業が少なかったです!!

前半タームは月曜日、木曜日が9:00〜13:00, 14:00〜17:00, 水曜日が9:00〜13:00でした。

そして後半タームに至っては月曜日9:00〜13:00, 14:00〜17:00, 火曜日10:00〜13:00, 14:00〜17:00の2日間だけでした!

 

ではその他の日は何をしていたかというと・・・図書館にこもって勉強していました!

 

 

私事なのですが、僕は先のことを考えることを得意としています。

ですので年間予定、月間予定、週間予定は立てています。 

1日のスケジュールもほとんど決まっていて、9:00〜16:00は学科の勉強, 18:00〜22:00は英語の勉強のため基本的に図書館にいました(その日のやる気等で前後しますが・・・)。

 

 

余談ですが僕の大学は図書館内での飲食ができます。( Hot Foodがダメと書いてありますがHot Foodが何かわかりません。おそらくハンバーガー等なのだと思いますが・・・)ですので毎日コーヒーと昼食を持参で図書館に行きます。

 

 

 

  •  授業が始まってからの衝撃

 

英語をギリギリでクリアして行っている身なので英語で苦戦することはある程度想定していました。

ただ、想定外だったのが”授業の内容が理解できない”ことでした。

 

 

 

 

日本の建築分野は世界とは少し違っていて、日本には建築士という資格(もちろん施工管理、土木施工管理等はありますが)しかありません。

 

(これからの話は細かいことは省きます)

 

僕のような”構造(骨組みを考えたり、耐震を考えたりする人)”も”意匠(基本的に一般の人たちが思い浮かべる建築士の方たちはこちらだと思います)”も他の細かいものも含めて全員が建築士という資格で括られます(もちろん僕も”建築士”の資格で働いていました)。

 

ですので大学も基本は建築学科”になります。

建築学科では基本的に意匠の人も構造の人も設備の人も全員が同じ基礎授業を受けます。全員がデザインで模型を作ったり、部材に力が加わった時の計算、湿度や断熱の計算等を広く満遍なくやってきます。

 

 

そして3年生あたりで自分の専門を決めて、専門的勉強にシフトしていきます。

 

 

 

 

一方、海外の大学は学部の時から”構造”は構造学科意匠は意匠学科等分かれています。(構造でも建物、インフラ等、意匠も建物、都市、景観等細かく分かれているようです。)

 

ですので、彼らは自分の専門を4年間かけてやってきています。 

 

 

 

それに比べて僕らは広く、浅くやっていたため、僕の学科の基本となる数学、物理の基礎知識が絶対的に足りていませんでした

 

もちろん僕が大学卒業して6年経過しているというのもあります。

ただ、実際の仕事でやっていたし、建築士の勉強も相当やっていたので実際に実地経験のない人たちに遅れをとることはありえないと思っていました。

 

 

 

 

ですので英語の勉強にばかり目を向けていて学科の勉強は始まってからで大丈夫と思っていました。

 

ここに来て初めて自分の基礎知識の少なさを思い知らされました。

 

 

 

 

ただ、今はすごい時代です。とても便利な時代です。

日本の大学教授が自分の授業を撮影してYouTubeにアップロードしていてくれました。

(もちろん数学科、物理学科、情報工学科の授業でしたが・・・)

これらのおかげでなんとか立ち回ろうとしていました。

授業は聞いても理解できないので授業中にメモをして後で調べる。

まず内容理解のためこれらのビデオを見る。

 

 

だいぶ後手後手で進めている感覚はありましたが、試験前には1か月の冬休みもあるしなんとかなるだろうと思って多少楽観的に構えていました。

 

 

 

 

 

そして結果としてはなんとかなりませんでした!!(結果はまだ発表されていませんが恐らく!!)

 

文字ばかりとなってしまい大変申し訳ありません。

長くなってしまったので次に移ります。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!